福岡市は人口の流出入が全国でも高い水準にあるため、全国平均に比べると比較的若い世代が多いと言われています。
しかしながら、65歳以上の高齢者が全体の14.97%を占めているのに比べ、15歳未満のいわゆる生徒・児童・乳幼児が全体の14.14%で、やはり高齢化の波の中にいるのだと実感します。
さて、生松台について、年齢別人口分布を福岡市全体と比較してみました。
年齢別人口分布(平成16年9月30日現在、住民基本台帳調べ)
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その結果、生松台では65歳以上の割合が福岡市全体と比べると低く、むしろ40代〜50代の壮年層の割合が高くなっています。
また、その子供の世代にあたる主に学生中心と思われる10歳〜24歳までの割合も高くなっています。
造成後約15年が経過していることから、造成以後世帯主が働きざかりのご家族が新居を求めて次々と転入された、生松台ならではの現象ではないかと思われます。
しかし、気になるのは25歳〜40歳未満の割合が極端に少ないことです。その子供の世代にあたる10歳未満の子供の割合も低くなっています。
これらの状況から、今後10年にわたり、学校に通うこどもたちが卒業後就職等で生松台を離れてしまうと、生松台の高齢者の割合は一気に高くなることが懸念されます。
福岡市及びその周辺の雇用環境との関わりもあるので一概には言えませんが、生松台が魅力溢れる街として維持・発展していくなかで、「わが街を愛する人づくり」も大事になってくるのではないか、という感想を持った次第です。
その辺は人それぞれ、お考えはさまざまだと思いますが、いかがでしょうか?
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