1.タッチタイピングとは |
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『タッチタイピング』はキーボードを見ずに打鍵することをいいます。
見ないということは、キーボードの文字・数字・記号の位置を覚えるということになります。しかし、単に場所を覚えるだけではタッチタイピングとは言いません。
例えばこどもは記憶力が強いので、遊んでいるだけでキーボードの位置を覚えます。しかし、覚えていても右の人差し指だけで打つことを覚えてしまったら、どれだけ早く打とうとしてもその効果には限りがあります。
場所を覚えたうえで『正しい使い方で操作』し、その効果を体得することで初めて『タッチタイピング』であると言えます。 |
2.タッチタイピングの効果 |
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タッチタイピングの効果といえば、『キーボードを見ずに早く文章が書ける。』というのが一般的で、もちろん確かにそうなのですが、広く考えるとそれに関連して他にもいろいろなメリットがあげられます。 |
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(1)時間の獲得 |
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いわゆる一般的な効果です。例えばブログを一つ書こうとしてその作業時間が例えば10分から3分に短縮されれば、その差7分はほかのこと(パソコン以外でも日常生活なんにせよ)の時間にあてることができます。そんな毎日の積み重ねでその差は何時間、何日となり、その分暮らしにゆとりができるわけですから、こんなお得な話はありません。
『時間は買ってでも作れ』という話を聞いたことがありますが、長い目で見ると、パソコンのある暮らしにおいてタッチタイピングを覚えれば、覚えるために使った分の何十倍もの時間を創造するといってもいいと思います。 |
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(2)疲れない(その1) |
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タッチタイピングでない場合、ある資料から画面上に書き写すという作業では画面とキーボードとその資料の三つを交互に見ながら、または思いつきの文でも画面とキーボードを見ながら、ということになります。極端なときは正誤を確認するために一個キーを押すたびにそれが繰り返されることになります。
これではご想像の通り、視点の移動が大きくなり目を著しく酷使します。できるだけ視点移動をなくすことが楽になるこつです。 |
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(3)疲れない(その2) |
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ここでAとしたのは、直接的な効果ではないからです。もしかしたらものの本には書いてないかもしれませんが・・・
あとで書きますが、タッチタイピングでは『姿勢』が極めて重要なウェイトを占めます。姿勢といっても特別なものではなく、端的に言えば『背筋を伸ばして楽にしなさい』ということなので、タッチタイピングによって結果的に姿勢が良くなり、作業が長時間になっても身体的な疲れがたまりにくい、という効果があります。
姿勢が悪いとタッチタイピングはできないため、これらは表裏一体ということが言えます。 |
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(4)自分のイメージ通りに書ける |
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頭の中に浮かんだイメージを活かした文章を書こうとしたとき、キーボードの位置を確認しながら一文字ずつ打っていると文字の流れに対する意識がいちいち切断されるので、当初思った文章が書けない、思い出せない、という事態になりがちです。
タッチタイピングでは思いついた文章のイメージが画面で即時に表示されますから、当初の発想が損なわれることなく活かされた文章を書くことができます。
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